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狼と香辛料12-1狼と香辛料12-2

アニメの最終回らしくない終わり方。でも、イイ!


良くも悪くも、最終回って感じがしなかったですね。
ED後も、これから続いていくぞという感じで、まさに3期があるような終わり方。
まだまだ発展途上なんだという感じがして、逆に好印象。
これがロレンスの言っていた「終わりのない旅の途中」なのか。

3期がなくても、原作を読めばいい話だからね。
逆に変に締められてしまうと、まだ続いている原作の立場がない。

まあ、そんなこんなで、エーブとの話は面白かったですね。
エーブとロレンスの舌戦も良かったが、派手なアクションが、
このゆったりとした作品の雰囲気から一変して大アクションに感じるからすごい。

ロレンスは切られて、殴られて、しかも、同じ所をホロにまで殴られて、
良いとこなしでしたけど、なぜかカッコよく感じてしまうんだな。

こう暴力にも、お金にも屈しない、その屈強な姿勢にホロでなくても惚れる。

平行線から、少しだけ、二人の関係も進んだようでいて、
ようやく、わだかまりがなくなったのは、少しすっきりしましたね。

それと、ロレンスが告白したけど、ホロにしてみれば、それほど気にした風でもなく、
返答しなかったのが、ホロに少しの余裕と誇りを感じる。

狼と香辛料12-3狼と香辛料12-4
今思えば、今回は乞食のおっちゃんの話がテーマだったんだなぁ。
持っている者は、持ち続けないといけないという苦しみを味わうと。
でも、それが正しいか間違っているかは己で決めろ、と。

まあ、エーブの結末を示してはいないけど、立つ鳥あとを濁さずって感じで、
ホロとロレンスにお情けをかけたのはエーブの少しの良心だったのか。

大金は人を狂わせるか、よく言ったものだ。
人を殺せるだけのお金というのはよくよく考えてみるとこわいものだよなぁ。
人を金で等価にできるというのは恐ろしい話。金で人は買えない。

でも、ロレンスは金よりもホロの身を大切にしたということだけで十分でした。
そして、復讐は何も生まないということを言わないでもわかっているような、
冗談めかした態度でホロに接している所はしびれたなぁ。

エーブが今後どうなったかは、やっぱり気になる所。
あぁ、でも、知らない方が良かったりするし、何か複雑な気分だなぁw。
でも、なんだろう、このスッキリ感は。さすがの貫禄といった所でしょうか。