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狼と香辛料9-1狼と香辛料9-2

さて、大きく物語が動いてくる予感がしてきましたよ。


あぁ、このゆったりした時間がたまらない。
言葉だけで魅せてくるのは、化物語だけではないらしい。
今回も前回と同様、エーブとの駆け引き。

そして、リゴロとのホロにまつわる話。

エーブの最後の一言「連れを売らないか?」という言葉を際立たせるために、
ホロとの親しげな会話や冗談を交えて、親近感が増している今を表現しているのが、
とても印象的だった。

てっきり、今回の食わせ物はリゴロだと思っていたが、エーブだったようだ。

リゴロは相手の表情や感覚で勝負する心理学を学んでいる人間。
対して、エーブは良い商人なのに、単刀直入に話をもちかける。
この裏腹なキャラ性がたまらないですよ。
まあ、前回で、打ち解けたというのもあるんですがね。

場や職業はその人の資質によって決められるものではないですね。
そう感じましたよ。人には向き不向きもあるけど、好き嫌いもありますしね。

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全て教会のせいにしているけど、それを大商いにして、損をしてしまったのは、
やっぱりエーブの責任かと思う。それが商人というものだし、
それを食い物にして、大儲けできるのも商人の特権というもの。

だからこそ、今回のエーブは前回の余裕綽々だった頃と比べて、
少し焦っているように感じて、冷静さを失っているように感じました。
感情をあらわにして、ロレンスに迫っている姿は、懇願ではなく、もはや脅迫。

そんなエーブに対して、ロレンスがどう対応していくのかが楽しみだったり。

まあ、前回の一件で金よりも大切な存在となったホロに対して、
ちょっとぐらついたように見えたロレンスを見て、「男はバカじゃのう」という
気持ちがわかった気がしますよw。

エーブの会話からすると、人質みたいでも、売ったと言う事実に変わりはないので、
ここは即決断できるようでないと、ロレンスはダメですなー。