青い花8-1青い花8-2

失恋同盟から新しい青春を切り開ければいいね。


ふみちゃんは問題があると、一人で抱え込んじゃうからなぁ。
誰かが助けてあげないと、自滅するんじゃないかというくらいに、
他のことが頭に入らず、自分の悩みだけで一杯一杯となってしまうんですよね。

でも、誰も助けてくれやしない。自分で解決しなきゃ、自分の問題は自分で
対処できないと、人として成長できないもんね、と考えている。


だから、あーちゃんの質問も上の空。
とにかく、先輩との問題を片付けないとという思考回路だで脳は一杯。
あーちゃんは、ふみちゃんが一人で抱え込んでいるから、少しでも、
協力してあげようとして、声をかけているのにね。

でも、最終的に、ふみちゃんが頼るのは、あーちゃん。
そこまで大事にするまで、なんで相談してこなかったの? と、あーちゃんの
怒り顔が目に浮かびますが、あーちゃんなりに物事を大きくしないように、
声かけたのにね。ふみちゃんはつれない返事でした。

そして、単刀直入に言えないふみちゃんは、せかされながらも、
やっと、あーちゃんに、自分の気持ちを伝えます。

青い花8-3青い花8-4
その後の、あーちゃんの積極性がすごい。

あーちゃんにとっては、感嘆にふみちゃんを懐柔してしまう危険な先輩なだけに、
警戒感はバリバリと音を立てていますw。

だけど、意外にあっけなくて、杉本先輩の失恋話を聞くだけとなりました。
それほど関係がないだけに、込み入った話はせずに、その場で別れました。

そのあーちゃんのおせっかいに涙するふみちゃんの感謝泣きには泣けたよ。
別に頼んでもいないのに、どこか自分の中では、あーちゃんは味方だから、
動いてくれるんじゃないかと言う気持ちもあったと思うんです。

だからこそ、あーちゃんに、このことを話したわけだし。
それを、あーちゃんはおせっかいだと言って、ベッドに突っ伏すも、
ふみちゃんの心の中を読んだような行動で、とても感謝しきれない。
だからこそ「ありがとう、あーちゃん」には
友情以上の感謝の気持ちが含まれていました。


そして、京子ちふみちゃんの失恋同盟へ。
お互い複雑な事情を抱えながらも、最終的には一緒になれなかった、
悲しさや悔しさ、そういったものは全部、涙にして流してしまえばいい。

そのとき、同じような悲しさをもった友達がいるだけで、
これほどまでに支えになるとは思わなかったです。
本当、いつの間にか、自分も泣いていたという魅せ方はとても上手かった。