夏のあらし!11-1夏のあらし!11-2

思い出すだけで、すごいトラウマを抱えてしまうんだろうな。


加奈子とやよゐの関係。戦争後には、打ち解けた関係になっていたけど、何をきっかけに仲良くなったのかわからない部分。それがやっと明らかに。

加奈子「さっきはありがとう」

やよゐと八坂が時代を飛んで、やよゐが負傷した加奈子を救うために、身を呈して守った。これがなければ、やよゐに対して謝るきっかけが作れなかっただけに、ここは面白いタイムパラドックスでしたね。

仲良くなった二人のきっかけが、仲良くなった後の一人が前に戻ったためにそういう結果になるという不思議な感覚でしたけどね。

それにしても、戦争って、大量虐殺だもんな。空襲という大量の死という非現実的世界。何人もの人を殺した通り魔でさえ、トップニュースで扱われる世の中にあって、町一つが焼き払われ、ニュースにものらないまま、いなくなるというのがなんとも信じられない戦争未経験者。考えるだけでも恐ろしいです。

でも、それ以上に現実的に思えたのは、数人を狙っての戦闘機での個人殺戮。加奈子が何をしたわけでもないのに、撃ち殺そうという狂った感覚。それに対しての実感が沸いてきて、より残酷的に見える不思議。何の恨みもない人間を殺すようになるのって、狂気としかいいようがないです。

あ、何故かEDが変わっていた。「キラメキラリ」が良かっただけに惜しいけど、今回は加奈子とやよゐの話だから、少し古いイメージを入れたのかな。そういう意味では良かったかな。