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千早振る 神代も聞かず龍田川 唐紅に 水くくるとは


ちはやという小学生の主人公が、競技かるた(百人一首)にはまっていくストーリーを描いたモノ。ただ、はまるというだけではなく、そこにはマイナーさからくる肩の狭さや、かるたに対して抱いているイメージを払拭するようなアクション。それに躍動感のある演出が加わり、決して読者を飽きさせないつくりになっています。

そこに、小学生としての子供っぽさからくるいじめもからめたり、そこから生まれる友情や、ちょっとしたこじれを含める事で、かるたにはまっていく主人公を見るよりも、周りの人間の優しさや、ちはやの人間性としての成長も見られ、ハートフルであたたかくも、少し切ないお話になっています。

競技かるたは頭脳系スポーツ


少女マンガだからと思って、みくびっていました。これは全年齢向け作品だし、男女問わず、誰にでもオススメできる作品だし、見ていて少し懐かしさも感じるし、若い年齢の人には、これを見てもらって、頭脳系スポーツの面白さを感じ取って欲しいと思う。

決して、マイナーだから、そんな学校の餌みたいなのに食いつくのは、カッコわるいからなどと思わないような、かるたの面白さと言うのを前面に押し出しているので、マイナーな中にもちょっとしたカッコよさが見えてきます。

「このマンガがすごい!2009」では女性部門第3位に入るほどなので、読者から一応の評価は得ているようです。

あー、表紙のイメージと中身とはちょっと違っているから、少し損をしているよなー。この表紙だと、よくある恋愛マンガとして見られそうで…。熱い作品ですよ。

ちはやふる 1 (1) (Be・Loveコミックス) ちはやふる 2 (2) (Be・Loveコミックス) ちはやふる 3 (3) (Be・Loveコミックス)