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乃木坂春香の秘密12-1乃木坂春香の秘密12-2

話も何事もなくスムーズに進み、最終回でも収穫なし。


すみません、原作未読だけど、最終回の最初から最後まで、予想通りの展開で、何も新しい要素がなくて、普通に何事もなく終わりましたね。

なんだろう、これだけ大暴走してしまうと、それはそれでネタとして、笑えてきますね。なんですか、誕生日プレゼントを渡す順番を番号札で決めるとか、プレゼントが豪華すぎて、これだけ、現実的でないと、違う意味の楽しさが生まれてきそう。中途半端にやってしまうと、痛いですからね。

しかし、春香が原因で、裕人が周りからいじめられて、落ち込むというのは何回目だ。この展開も、ちょっと飽きたよ。そして、いつも通り、なんとか吹っ切れて、春香に好きだと伝え、仲良くなるという展開も。

あと、春香のおじいさんも会った時から、もうわかっているような展開だし、裕人がイノセントスマイル創刊号を春香に渡したのも予測できたし、なんというか、予想外の展開がない淡々としたものなんですよね。マンガでいえば、ラブひなに近いのかな。ラブひなも絵が細かく綺麗なので、当時は良く売れてましたしね。

それでしまいには、ドジっ娘アキちゃんのフィギュアを渡して、それを受け取って春香の喜ぶ姿とか、今まで隠してきた理由も、全部バラしてしまって、もう秘密そのものはどうでもいいって感じで、裕人と春香のラブストーリーで終わりました。サブタイトルの何が秘密なのか知りたいです。

作品評価

せめて王道のラブストーリーでいくなら、オリジナル要素がほしかった。全て先人が書いたストーリーの使い回しと強引さが見られる展開には、ちょっと見る気が失せました。

この作品で伝えたい事は、春香がオタクであるという秘密を隠しながら、そのオタクと一般人の恋愛を描きたかったと思うんですよ。だから、最初の設定や意図は良かったと思うんです。

2回放送から、一目惚れに近い感覚で、二人の仲が急速に進展し、名前で呼び合う恋人同士になってしまったのが作者の失敗だと思うんですよ。

そうなると恋愛部分の発展が見られないので、主人公を落ち込ませたり、春香を主人公から遠ざけたり、恋のライバルを出したりするストーリーしか、浮かばなくなってしまう。

そして、いつの間にか、春香のオタクの秘密要素というオリジナルが薄れてしまい、いつの間にか、ギャルゲーに近い昔によくある普通のラブコメになってしまいました。まあ、昔のアニメやマンガを知らない視聴者であれば、新鮮に感じて、それが好きな人もいるんでしょうけど。

良かったのは、能登を使った事と、作画が最後まで綺麗だったということくらいでしょうか。