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うわぁー、何、この予想できなかった展開。


この作品にああいう部分は似合わないよ。ああいうってのは、雨のシーンでソラと下宿先の人との関係ね。ま、豪太の勘違いで終わらせるんだろうけど、恋愛部分は全て純粋に描いていただけに、そういう不純な要素を入れてしまうと、何か悲しくなってしまうなー。

で、本編は、豪太とソラの初デート。最初の主旨がソラの恋愛ってなってたから、この回が作者の一番描きたかったところなんだろうなぁ。

しかし、豪太のデートの誘い方が慣れているのが気になったなぁ。「この前のお礼に連れて行きたいところがある」っていえば、ソラからすれば、それが二人きりとは想定してなくても、お礼なので断りにくいよね。で、頷くしかないと。お礼という名のデート。なんか豪太の手口が巧みすぎて驚いた。

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ソラ「なんか二人きりだと、デートみたいだね」
豪太「あのさー、”みたい”は余計」

ここが一番のキーポイントでしょ。というか、ソラ、やっぱり二人きりを想定していないで、お礼を受けるつもりだったんですね。純粋で田舎者のソラにとっては、流されてしまっただけのようで、なんか豪太を好きでなかったら、可愛そうな結末ですよ。これは、ある意味、お礼デート詐欺ですよww。

で、豪太の言葉の「”みたい”は余計」が、すごくさりげない告白。で、最高のセリフ。「あのさー」で間を取ることで勇気を振り絞って「”みたい”は余計」と。今のセリフはソラが勘違いしているんだよ、と、これはデートなんだよ、ソラはそれを承諾したんだよ、と。

そして、デートに誘ったということは、豪太はソラが好きなんだよ、と暗に示しているので、一変に物事が動いたので、このときのソラは、頭の中がグルグルして混乱しているでしょうね。結構悩みがちなソラにとっては、頭がついていけなくなって、流されるままになってしまう。しかも、今は電車の中でデートの途中。上手い、上手いぞ、豪太。てか、いいのか、こんな恋愛。

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そして、目的地の江ノ島につく。江ノ島は良く行っていたので知ってます。本当に忠実に江ノ島の雰囲気を再現していますね。出店とか、本当そっくりですよ。トレースだから当たり前かも知れないけど。でも、本当その場にいるような錯覚に陥るほど、綺麗な絵です。

出た!江ノ島の”エスカー”!なつかしー。名前がカーで終わっているので、乗り物と思ってしまう詐欺のエスカーですよ。豪太は「半重力」って、行ってるけど、ただのエスカレーターですからw。略して、エスカー。動く歩道はお金を取らないのに、エスカーはお金を取る不思議。

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あとは、ひよりですね。黒田×浅葱は決定しているとして、ひよりはどうなんだろうと思ったら、豪太への電話で、ポジションが明らかになりました。そんな素振りは見せなかったけどな。本当、急速に恋愛関係が進んだ感じだ、

まあ、三角関係ですけど、ひよりはすぐにあきらめがついたようで、浅葱のソフトクリームの誘いで立ち直りました。立ち直りはやっ!でも、さっぱりした性格は好きですよ。

で、ソラと豪太ですけど、いつの間にか、キスまでする関係に。ソラもついさっきまで、「デートみたい」と思っていたのに展開が早すぎやしませんか。常時、手をつなぐまでになってしまって、もう恋人なんですね。

あー、こういう恋愛も直球でいいけど、なんか少しずつ心理の変化を楽しみたかったなぁ。ソラが豪太を好きになるまでの過程で。少しはあったんですけどね。今回は急でした。

あ、個人的には黒田×浅葱がいろいろな変化があって、ちょっと面白いかな。

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豪太「何か偉そう、浅葱みてぇ」
黒田「え」

豪太に浅葱みたいに性格悪くなってるんじゃないのと皮肉を言われているのに、それに気づかず何か嬉しそうな黒田。浅葱に似ているという部分だけをとらえている感じが見え隠れしていいですね。

誰でも好きな人に似ていると言われれば嬉しいですものね。黒田は動揺して、「浅葱って、浅い葱って書くんだよ」とどうでもいいことを話しているのにも笑えました。