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エキサイティングなサッカー


最初は絵がちょっとラフで、あまり好みに合わないかもと思ったけど、逆にこの絵でなくては、面白みが半減してしまうほど、作品にマッチ。

とくに、エキサイティングなシーンや、スピード感や躍動感あふれるシーンをリアルに描写してくれるので、読んでいるだけでプレイしているような気分が味わえる。

サッカーは選手だけが行うものじゃない


内容は、タッツミーという能天気な監督を外国から連れてきて、下位チームを救ってもらおうという主旨ですね。まあ、新しい監督には考えがあって、それが選手の考えとマッチしないと衝突が起こるのは日常茶飯事。

その部分をシリアルに、またコミカルに描いているものだから、読んでいてワクワクドキドキしてしまうんだろうなぁ。やっぱり書き手が上手いよ。

そして、ここからが核だけど、選手に指示を出すのは監督、練習メニューを出すのも監督。でもプレイして、それぞれの実力を出して、甲乙を決められてしまうのは選手と、選手と監督の役割があって、それぞれ必死になって、変えようとしている姿が胸をさすものがある。

でも、この作品は監督のタッツミー主眼で、その監督のやり方が突拍子もないことが笑えるんだけど、それがきちんとサッカー理論に基づいているものだから、本当、この作者はサッカーのことを詳しく調べているわと思いましたよ。

上の目線からでなく、同じ目線から


クラブチームの監督と選手は、やっぱり監督が責任を持ち、選手は指示権を持つので、勝てば誉められるのは選手。負ければ監督が責められるという、結構シビアな世界。

ですが、その監督のタッツミーがおどけてラフで責任感もなさそうで何も考えていないように見えてしまうのだけど、選手や周りの心理面を利用して、そう見せていたりするから、このタッツミーという監督というのは面白い。

でも、それがただ弱小チームを強くするだけじゃ、あまり面白くないんですよ。

やっぱり、その過程が大事で、どうして強くなったのか、何が変わったのかとかが面白いんですよ。その中でも一つ。

タッツミーの目線。

監督は選手より立場が上。いわば、上司と部下。なので、監督は選手をどう扱うかは自由だし、どなったり、解雇させたりと上から目線がほとんどです。

でも、タッツミーは監督というよりも選手に混じって、その輪の中に入ろうとする場面が何度もあるんですよね。だけど、新人監督が歴史あるチームに来て、いきなりそれは無理。年齢も若く元選手だからかその輪に入ろうと必死に努力している姿に心打つものがありますね。

サッカーは弱小チームが強豪チームを倒すときが一番楽しい


これがテーマでしょうね。そのテーマを一貫して貫き通している作者は、ほんとうよく考えている肩だと思います。

監督の苦しみや勝てないチームの選手の苦しみ。楽観的でありながらも、心では苦しんで努力している。そんな監督と選手が頑張る姿を見るだけでも励まされる作品です。

まあ、色々書きたいこともありますけど、ネタバレになりそうなのでやめておきます。この作品は、現代サッカーの考えて走るだけでなくて、それ以上の何かを訴えかけてくるものがあります。

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