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千花の過去の話になると、本当面白くなりますわ。


千花とお姉さまとの関係。姫宮という下のものをいじめる家系。そんな過去の呪縛からは簡単に解き放たれないところも、まだまだ千花の心の傷はいえていないように感じます。

千花のお姉さまが、どういった理由で、千花をいじめていなかったのかも気になりますが、そのうち語られることになるでしょう。

で、ストーリーは、夢魔(漢字合ってる?)…その正体はこぶしぐらいの大きさをした小動物。それそのものは弱くて危険があるわけではない。しかし、夢魔に噛み付かれた人間は記憶を操られレ、悪夢で見た化け物や、幼い頃に恐怖を感じた何かを調べられ、具体化されてしまう。

というわけで、ビタミンCが表れたのは、千花が冒頭で、ハムスター(夢魔)に噛まれた伏線だったんですね。で、千花は、ひじりにハムスターの捕獲を命じ、ビタミンCに向き合う。

過去との対峙。具現化したビタミンCをバットで殴る様は、過去を振り払おうとする千花の意地や苦しみも見られました。

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「もしかして、違うビタミンCを想像しましたか?」

ここで、千花がひじりを偽者だと気づいたのには、素直にしびれましたよ。電車の中で怪しい影が一番前に走っていくと、ひじりが立っていたというので、早い人は気づいたかもしれませんが。

「違うビタミンC」なんて、知っているのは千花と野獣化したビタミンCくらいで、こんなこと普通言いませんものね。

まあ、ここでビタミンCがいなくなっても、千花の夢魔なので、仮想上の生物なので、全く問題なし。ただ、こういう暴力行為まがいは深夜でないと放送できなそうだけどね。

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「あなたがあたしの願いを聞いて、お姉さまを殺してくれたら、あたし、あたしは…永遠に闇の中だった。本当の鬼になって、永遠に闇の中をさまよっていた」

ここが一番のキーポイントですよね。野獣にお姉さまを殺させておけば、前科とはならないまでも、そのことを一生悔やむことになり、その罪を一人で一生背負っていかなければいけない。それが、ビタミンCが、人を殺すことをひるんだだけだとしても、結果としては、良い結果になった。

もしくは、ビタミンCはそのときに、人を殺さないのが一番の選択だと気づいていたかもしれない。たって、ビタミンCの発生元は脱獄囚だったから。何の罪に問われていたかはわからないけど、人を殺めたり、傷つけたりしたことは確か。それを刑務所で後悔していたのかもしれない。もう2度と人を傷つけたりしないと。

それでも、恩人の千花の頼みと、てんびんにかけてみたんでしょうね。でも、同じ罪は2度と繰り返したくなかった。それに、自分が刑務所で苦しんで、罪にさいなまれたことを千花にも感じてほしくない、もしかしたら、そんな思いもあって、逃げてしまったのかも。

最終的には、その行動が千花の救いとなったというのも、なんか感動的。

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「はじめまして、ひじりの父です」

そして、ビタミンCが人として、千花と再会。この部分泣けるわぁ。。・゚・(ノД`)

千花はお手洗いにある「ビタミンC」で、ひじりの父がビタミンCだとで気付いたのかも知れない所とか、あの後、全うに生きて、ひじりの父親として、なんとか無事に暮らしていることが確認できたところとか、なんか感動ポイントでした。

「はじめまして」と言った千花の笑顔が、今回の全てを物語っているようで泣ける。。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん