お留守バンシー〈3〉 (電撃文庫)
小河 正岳
メディアワークス
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世界観

[ファンタジー][お留守番][ほのぼの]

あらすじ

すっかり平穏を取り戻したオルレーユ城。のはずが、そうもいかないようで…。発端は居候の魔女の一言でした。「同窓会で、この城を使わせてくれないかねェ、イヒ」同窓会といえば聞こえはいいのですが、要はあくどい魔女が十三人も集うサバトなのでした。ぶんぶんっと首を横に振るアリアでしたが、事態は勝手に進んでいき…。サバトから、なぜか魔人復活の儀式にすりかわり、しかも生贄がユシヤちゃんになってしまう大ピンチな急展開~!?に住人たちは、またもやおおわらわなのです。

短文感想(ネタバレなし)


もう、この作品も4巻まで出て、筆者も次の作品に移っていたので、あまり期待できなかった3巻でしたが、もうまとめ買いをしていたので、読んでみました。

なんというか、やはり童話の世界で、キャラがそれぞれ面白ければ良いのですが、会話も普通で、まったりのんびりと平和な日常を描いて、ちょっとしたハプニングをそれに加えて、ラストにかけて盛り上げようとする。

悪くない構成なのに、読んでいて張り合いのない文章だからでしょうか。コメディっぽいのに、笑いが取れないところでしょうか。ここがすごいと思うところもないのに、ここがダメとも絶対的に言い切れないような、そんな感覚。

それが、1巻から通して、続いているものだから、どうにも単調で、平坦なストーリー。もし、これを面白くするならば、抜本的に変えなくてはいけないような気がするので、次の作品に移るのは賛成です。

電撃文庫では、新筆者が書いた作品を3巻までは出すような取り決めがあるようなので、最初の雰囲気をそのままに、続き物を出せといわれたら、こんな感じかなぁと、何気なく書いてみた感じがしてなりません。

と、いうか、あらすじがそのまま、3巻のすべてというのが、どうにも読む気がうせます。もうちょっとひねった読者の裏をかくストーリーにしてみてはどうでしょう。それに、ファンタジーものから遠ざかったほうが、良い方向に進む気がします。