ハヤテのごとく!52-1ハヤテのごとく!52-2

小さいナギ、これは、この声は灼眼のしゃなたん。


スナイパー役で日野ちゃまと共演。日野×理恵派の自分にとってはたまらんですよ。

4巻の巻末がナギの小さい頃のエピソードで、8巻の巻末がハムスターとヒナギクのエピソード。今回は小さいナギのエピソードが中心。

ナギは自分が狙われているのを知って、誰も信用できない状態。そんな環境のせいで性格が少し曲がってしまったのだけど、ハヤテが過去でナギを守ると宣言したおかげで、少しはナギの人間不信が改善されたのかな。このときに見せたナギのうれしい気持ちが顔に出てしまって、その顔をハヤテに見せないよう、うつむいて照れ隠しをしてところが今回のお気に入りのシーン。

このときのハヤテの「守る」という言葉を過去で聞いたことで、その言葉を未来で言ったハヤテに対して、すぐに信頼感をおいてしまったナギにも納得。

さて、今回の話はハヤテの空想かなとも思ったけど、小さいナギから借りて撃たれた帽子を、現代に戻ったときにハヤテが持っているので、やっぱり過去に戻って、小さいときのナギに出会ったということなのでしょうね。作者の畑先生も時間軸以外は何でもありのマンガとおっしゃられてますし。

そして、大げさなマフィアたち(ていうか人さらいじゃなくて、完璧にナギの命を狙っているよねw)を追い払って、約束どおり、二人で海に星空を見に行くシーン。夕焼けに二人の姿が映し出されます。星空なので、夜になるまで待つわけですが、その後、風が吹いて、帽子が飛ばされて、帽子ごとハヤテも未来に戻るわけです。

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でも、取り残された小さいナギにとっては、約束を守らずに去ってしまったように見えるハヤテに裏切られたように感じたんでしょうね。このときに、エンディング主題歌を入れた演出にグッジョブ。切なさ倍増。寂しさ倍増ですよ。

そして、小さいナギの一言「ウソツキ」がとても印象的。その過去を背負ったまま、現在に至るナギが浜辺に「ウソツキ」と書いていることからも、そのことを大きくなったナギは今でも覚えているよう。過去に叶えられなかったその約束を、現在二人で果たしたという話は何か美しく感じませんか。

このときの大きいナギがかぶっていた撃たれた帽子を見て、過去のことを思い出し、「ありがとう、守ってくれて」と、あのときの守ってくれた人物がハヤテだと気づき、今になって、お礼を言うところがもう今回の最高なところ。

なんで、こんな良い最終回を持ってくるスタッフが、なぜ、中盤からオリジナルの話を入れて、面白くなくない展開になってしまったのかが疑問なところです。ハヤテ通信だけ毎回楽しみにしていました。

でも、映画のようなエンドクレジットを見ながら、序盤の面白さを思い出して、終わってしまうのがやっぱりさびしいと思ってしまう。

と、思ったら、第2期決定の告知。まだ、アニメでは原作の6、7巻くらいしか進行していないよね。最終回のようなクオリティで、またやってくれたら最高なのに…。