げんしけん24-1げんしけん24-2

久しぶりにアニメオリジナル回で面白いと感じるものが見れた。


原作とは過程は違うけど、結果は一緒というアニメオリジナル回ならではの上手いつくり。大野さんと田中の片思いから両思いになるまでを詳細に描いたことで、より一層、田中への同調が進んだのではないでしょうか。

コーサカと咲さんはイケメンカップルということで、お似合いの二人だけど、大野さんと田中はなんか不釣合い。そんな見た目を意識しないカップルができあがるまで納得のいく展開でした。

最後のところ、ちょっと放送コードギリギリじゃないですかww。笹原の一気飲みでうまくごまかせたけど、あまりこういうエロ要素は感心しません。

田中が大野さんと二人でアキバに行く途中で笹原にあったとき、笹原も誘ったときの大野さんのエッって顔したのが印象的。二人で行くからデートなのに、田中は空気読めてないですなーという大野さんの感じ方と、ここで笹原を誘っておかないと、二人の仲を変に感づかれると困るという田中の思いが交錯した感じが良いですなー。原作にはなかったけど、大野さんのこの表情だけ見れば、いくら笹原でもわかりますって。

大野さんについて語る斑目は荻上にとってセクハラのなんでもない。

大野さんは良い朽木君クラッシャーww。コーサカも屍って良いアドリブです。

原作では咲さんが大野さんの泣かせ役だったのに、代わりに朽木君が悪役をすべて被ってくれました。珍しく咲さんのやりすぎが裏目に出た少ないシーンだったので、省かれてしまって少し残念。

と、逆に、原作にはなかった大野さんと田中が付き合うまでの過程が詳細に描かれていて、面白かった。特にコスプレの衣装を作る以外の大野さんとの共通点がない田中の苦悩が印象深かった。腐女子だけど、見た目はきれいで性格のいい大野さんと見た目おっさんくさいオタクの田中が釣り合うのかっていうのは難しいところ。

でも、笹原や斑目は二人で一緒にいる時間が長いから、もう付き合っているものと見ているし、一緒に居て、お互いのことをわかりきっていれば、田中に自信がなくても、他の要素で好かれる可能性はあるってことで、オタクでも悪要因としてみるんではなく、他の部分に目を向けることも大事なんだと気づかせられる今回でした。