夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
乙一
集英社
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世界観

[日常][サスペンス][シリアス]

あらすじ

九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。

短文感想(ネタバレなし)


200ページほどの厚さで短編2部構成なので、内容の薄さが心配になったけど、杞憂でした。サクサクと読める展開に焦りやドキドキ感も加わり、読んでいて苦にならない文体というのでしょうか。状況描写が上手いので、想像力がなくても楽しめるような印象。

執筆時16才という若さを考えると驚きですが、内容はわかりやすさを重視しているので、会話や文章が少し丁寧すぎる気がするのが引っかかったくらいですね。

ラストがどうなるのか知りたいという読者のひきつけ方と、なるほどと思わせる最後のオチが上手いです。