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悲しい展開なのに、明るく終われたのは何故だろう。


最終回らしい最終回でした。もう後くされなしって感じですね。依人と茉莉がいなくなってしまうのは、前回で予想できたのですが、蒼乃が逃げて、もしや、違う展開もあるのかと思っていたら、依人が茉莉をかばって、その隙を茉莉がついたって感じで、上手い展開のもっていきかたでした。

蒼乃は依人がいなくなったら自分はどうでもいいという考え方を持っていたので、茉莉が刺した後に一人になってやっていけるのかが心配でしたが、杞憂に終わりました。こよりの前に現れたときは至福の笑みを浮かべていましたし。

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そのこよりなんですが、前々回だったかな。茉莉が依人を刺したときに、他人の情報操作が行われて、依人の存在が消されてしまうという事態が起きましたが、今回も同様、夜禍の力がなくなった依人と茉莉は真名やこよりにすっかり忘れられていました。

蒼乃の存在も忘れられていたのですが、こよりと折り紙を折っているときの蒼乃は初対面とは思えないほんわかさ。日傘を差しているときの蒼乃の表情も柔らかくなって、うっすらと幸福感が漂ってきます。

日傘で思い出したけど、最後に依人と茉莉がインスパイヤされているのには感動した。日傘は蒼乃も使っていたけど、何か茉莉を髣髴とさせるし、自動販売機に蹴りを入れるのも茉莉。そして、依人が一番大好きなソラの景色を写真に収めようとする真名もすっかり依人のことを忘れたわけでもなさそうで、少し幸せな気分になる。

あと、高台の休憩場のいすの上にあった二つのトマトしるこは、二人はもしかしたら生きているかもということで良いんだよね。なにか明るい前向きな終わり方だったように思います。

<全体的な総括>

最初はほんわかラブコメなのかなというのりでスタートし、いきなりアクションが入って、この作品の方向性がわからなくなって、つまらなく感じていた時期もありましたが、序盤で色々な伏線を張っていたので、後半猛ダッシュで回収するところは見ていて爽快でした。

ソラを愛する少年と、遠い昔から生きてその少年を知っていた少女との恋愛模様も今になって美しく感じてきました。ソラというキーワードを元に様々なバリエーションを用意してきたのも加点要素。

評価:★★★★☆ [4.0]

オリジナルアニメとしては久々の良い出来だったので、こういう作品をたくさん出してほしいと思います。