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真名の泣き顔、最高だよ。


依人は一度、日常の中に戻った。でも、繭子いわくそれは辛い選択だそうで、結局は街を出て、蒼乃と生活することを選んだようです。繭子もきっと同じ場所ではないでしょうけど、街を出て行く決心をつけた。

もうこうなると、ほとんど主人公不在ですね。次回はどうなるんでしょう。でも、今回は真名との別れをメインに描いて、記憶消失をうまく用いて、描写されていました。

茉莉が依人を刺したときには、依人の存在は世間的に消滅してしまったんですね。でも、真名やこよりの記憶から消去されなかった。それも一時的なことで終わってしまいましたね。

真名はストーリーに直接絡みたくても絡めない。順応性は高いけど、ほっとけない性格なので、少しでも依人に関わろうとしても、所詮一般人である真名には限界がある気がします。でも、最後一緒に寝転がって空を見て、握手で泣きながらお別れっていうのも、良い演出だったように思います。その一瞬だけのために記憶が消されなかったと考えると美しいです。

「(依人のことを)忘れないから」と言って、次のシーンでは「どうして私泣いているんだろう?」とすっかり忘れてしまったこと。茉莉のナレーションでは幻は夢のようなものと言われているので、真名がどんなに努力しようと、こればかりは仕方ないと割り切るしかないですが、なんか第三者的立場である視聴者から見れば、もの悲しいもの。少し切なくなる感じで終わらせていました。

記憶が消されなかった一方のこよりはフレンチトーストを作ったり、蒼乃に折り紙を教わったりと、真名と同様、森宮家に関わろうとします。こちらは折り紙ですが、こよりの中では良い子=物分りの良い子と捉えて、蒼乃が離れていくことを必死に拒むところは良かったです。こちらは泣き疲れて眠ってしまったようですが、きれいな別れ方だったように思います。

次回は再度、蒼乃と茉莉の対決になりそうですが、最終回まで、あと2話あるので、どうつなげていくか楽しみであります。