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全編シリアス展開最高です。


今回、結構見せ場があって、非常に楽しめました。合宿編本当面白いです。

空気が悪いときに和ませるための桂木のオーバーアクション笑える。さらっと「桂木君、うるさい」と虐げる野乃もなかなか。

海の側で砂の城(?)を築く理咲と桂木の会話良かったです。波で崩れてしまった砂の城を人間関係に例えて、踏み固めないとすぐにくずれてしまう。結構、人間関係ももろいもんなんだ。

で、終わるのでなく、「そしたら、また、城を築けばいい」という桂木の言葉がさすが。崩れてしまっても、何度だってやりなおせるんだと思わせる所なんて良いセリフですよ。まあ、あまりにもクサイセリフなので、二人とも波にのまれて、さらっと流すような顛末でしたが…。

野乃も麦と同様、人に引け目を持っているようです。あれだけ言っておいて、言いたいことが言えないという野乃なので、麦のような、ただ声に出せないようなタイプでなくて、声に出したことは自分の思っていることが違うタイプなのかな?だとしたら、二人とも共感を覚えるはずなのですが、麦の野乃への誤解が解けたら、一段落しそうです。

「偽善者もいいところだ」と苦悩を感じている野乃。演劇部部長のように頑張ってみたけれど、それは性格の違いで、野乃の場合は苦手な部分を全面に押し出してしまって、間違って伝わったようです。それを偽善者といってしまう野乃の生真面目さが、これまた良いです。

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最後の野乃の「あとは…ありがとうね」も良かったです。普段、言えないことをドリンク(お酒?)の勢いにまかせて、流れでいってしまう感謝の仕方とか見せ方とか最高です。こういうことを言えるのが無理をしていない本当の野乃の姿なんでしょうね。

今回で野乃も麦同様、少し変わることができての「…ありがとう」だったように思えます。寝たふりをする野乃がかわいらしかったです。