オオカミさんと七人の仲間たち
沖田 雅
メディアワークス (2006/08)
売り上げランキング: 84290

世界観

[学園][コメディ]

あらすじ

大神涼子、高校一年生。子供も怖がる凛々しい目。笑うとのぞく魅惑的な犬歯。胸はないけど、とっても美人(?)でワイルドな女の子。赤井林檎、高校一年生。小さい背に、かわいらしい容姿。腹黒いけど、見た目だけは天使のような女の子。通称、赤頭巾ちゃんとおおかみさん。知る人は知っているが、知らない人はまったく知らないという微妙な知名度を誇る二人(+ヘンな仲間たち)が、やりたい放題好き放題に世直しのため戦う!そんな熱血人情ラブコメその他色々風味な物語のはずです…これは。

短文感想(ネタバレなし)


作品としてはコメディなんだが、そのコメディが中途半端で、あまり面白みや引きつけるモノがなかったので、最後まで楽しめずに終わってしまった。ストーリーも、なんかありきたりかな?

せっかく個性のある多くのキャラを作っているのに、ほとんどが設定のみ語られるだけで、ストーリーに直接絡んでこなかったのが残念。

あとがきにも書いてあるけど、主人公の男も対人恐怖症というキャラが中盤にさしかかったあたりでは、ほとんど普通のキャラになっていたので、これを成長と呼ぶか、ストーリーに合わせたキャラ設定にしたのかはわかりませんが、結構、読んでいて気になる所ではありました。