神様のおきにいり〈3〉ぬれおんなの巻
内山 靖二郎
メディアファクトリー
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世界観

[現代ファンタジー][恋愛][コメディ][老女風少女]

あらすじ

智宏たちは、兼康に「海水浴に遊びに行かないか」と誘われる。じつは海辺で起きた妖怪絡みの小事件に珠枝を呼び出したいという思惑があったらしい。しかし珠枝は海は嫌いらしく、結局、智宏と瑞穂、好香たちだけでほんとに海水浴に出かけることに。真希やコヒロも交えてバカンス気分を楽しむ智宏だが、ふとしたことで、全身ずぶ濡れのセーラー服姿の女の子と出会う。おっとりした性格の女の子はなぜか智宏を気に入った様子でつきまとってくるのだが、どうやら兼康がかかえている事件とも関わりがあるようで…?新進気鋭のスローライフ妖怪譚、第三弾は海辺で開幕。

印象に残った言葉


「だって…人はすぐどこかに行ってしまうもの」―――濡れ女

寂しさを抱えて生きている濡れ女の悲哀。

短文感想(ネタバレなし)


いつの間に、ハーレムものに路線変更したんだろうというくらい、2巻までと雰囲気が変わっている印象。

主役の珠枝を除いたキャラを出来るだけ引き立たせようという感じはするのだけど、それがゆえに内容が薄くなってしまっている。

ギャグも今までに比べるとさえていないし、1巻の使い回しを使ったのも残念。少しネタ切れという感が否めない今回の作品だった気がする。