座敷童にできるコト (電撃文庫)
七飯 宏隆
メディアワークス
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世界観

[座敷童][現代ファンタジー][学園]

あらすじ

ドアを開けたら、目の前にセーラー服の女の子がいた。部屋の住人である僕は硬直し…そして、その少女は叫んだ。「うおぉっ!じ、自由だっ!」―これが、僕・守屋克喜と彼女・“座敷童の未麟”のファーストコンタクトだった。僕は、ちょっとヘンな女の子…にしか見えない座敷童と同居を強いられることに。おまけに今年から通う豊葦学園も、変わった人たちばっかりで、いったいこれから僕はどうなるんだろう…?

印象に残った言葉


「これで僕の高校生活は終わったな」―――守屋克喜

入学式が終わっての一言。まだ通っていないのにww。

短文感想(ネタバレなし)


前作「ルカ」を読んで、もしかしたら、次回作は期待できるのかもと読んだ1冊ですが、厚さの割りに内容は薄く、それほど面白いと感じませんでした。

出てくるキャラは濃く、暴走してしまう人たちばかりで、最初は楽しめますが、それほど内容があるわけでもないセリフが5〜10行ほど続くので、読んでいて疲れるというか、主人公とほとんど会話にならない感じです。そういう意味では、雰囲気はドクロちゃんに似ているかな。

クライマックスでは、やや強引にストーリーが進んだ上に、状況説明に対して、イメージが沸きにくい内容となっています。

でも、最初の座敷童の未麟のプロローグ部分は、微笑ましいものがありました。