NO CALL NO LIFE
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壁井 ユカコ
メディアワークス
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世界観

[恋愛][ミステリ][異常][青春]

あらすじ

携帯電話に残された、見知らぬ男の子からの留守メッセージ。奇妙な間違い電話に引き寄せられて出会った有海と春川。17歳と19歳、オトナとコドモの間で押し潰されて行き場を失った2人の、刹那的で欠陥だらけの恋を描く。

印象に残った言葉


「春川さんはやめたほうがいいと思うよ」―――日野

有海を思って言った言葉が裏目に…。

短文感想(ネタバレなし)


十代の青春を描いた小説で、橋本紡を善とするなら、壁井ユカコは悪かな?ドロドロな青春時代を描いた小説。

それなりに面白いことは面白いけど、なんか釈然としない印象を残す小説でした。クライマックスは良かったんだけど、大筋の所に自分とは倫理観の違いがあるのかも知れません。

ただ、不要な括弧を多用したり、ハハオヤとかチチオヤとか単語をカタカナで書くのは、とても読みにくい。既存の単語とニュアンスを変える意味合いならわかるけど、この人の場合、ただ今風になるから変えているようにしか思えなくて。