あさっての方向。4−1あさっての方向。4−2

今回も作風崩れず、癒され楽しめました。


色々書いていたら、レビュー量がハルヒ以来かなりの量になりました。私の場合、文章量が面白さを示している感じです。

タイトルの「信じてほしい」。そのまんまですね。今回は尋がからだ(大)をからだ(小)と信じるまでの回。尋の心情の変化を良く捉えています。からだ(大)と尋との2度目の再会シーンからです。

セピア色の回想シーン、今回は小出しです。昨年の祭りの日。花火を見たいというからだ(小)をとっておきの場所に連れて行き、肩車して、からだ(小)に見せるシーン。この時の尋がとても嬉しそうなんですよね。からだ(小)が喜んでいる様子だけで、幸せな尋は最高の兄弟愛と言えます。

あさっての方向。4−3あさっての方向。4−4
その回想とは対照的に、からだ(大)を見るときの鋭い眼差し。椒子さんに説明されても、愛情が半端ない分、疑いだしたら、なかなか信じられなくなるんですね。尋のこの時のからだ(大)認知率は10%くらいかな?

あさっての方向。4−5あさっての方向。4−6
椒子さんの必死の説得に「わかったよ」と返す尋。その言葉に立ち上がり反応するからだ(大)ですが、その言葉の次がまずかった。

「あの子がからだだって事なんだろ」「あの子」と呼んでいること、しかも、尋はからだ(小)を名前で呼ぶとき、必ず「からださん」って言いますので、全く信じていないという意味合いになってしまいました。

その意味を感じ取ったからだ(大)は、尋のそばを無言で通り過ぎて、部屋にこもってしまいます。前回「気づくはずなんかないんだ」と尋に対して言ってあきらめていたのに、今回ではなんとか尋を説得しようと試みる椒子さんとは、また対照的です。

あさっての方向。4−7あさっての方向。4−8
「何を信じろっていうんだ。お前が椒子だという事も信じられないのに」と言った言葉にぶち切れ椒子さん。尋のすねを蹴って、エレベーターにかけこみ、「あんた大バカよ!」と捨て台詞。このキレ具合がきいて、椒子さんの認知率が50%くらいにアップでしょうか。

相変わらず「信じてもらえるわけない」と消極的なからだ(大)。根は良い子なんだけど、今はネガティブ思考が頭の中で回っているようです。「必ずわかってくれるから。今は混乱してるだけ」とからだ(大)を慰める椒子さん。前回の「気づくはずない」発言から椒子さんも進歩しました。でも、からだ(大)はまだ落ち込んだまま。

あさっての方向。4−9あさっての方向。4−10
尋、再び椒子宅訪問。この間は何だったのか? 椒子さんの認知率アップに伴い、からだ(大)認知率も20%くらいにアップ?

尋は結局椒子宅に泊まることになったのかな? う〜ん、この部屋じゃわかりずらいな。きっとベッドは貸せないから、居間で座ったまま、眠っています。その間、悩んでいた事がたばこの吸った量で分かります。もうこの量はヤケ吸いですねww。

あさっての方向。4−11あさっての方向。4−12
で、朝早く起きて、朝食の支度をする出来たお子さん、からだ(大)。尋のために一人分の朝食を作って、食卓に並べます。そして、指さし確認。かわいすぎる。(〃▽〃)

眠ったフリでその様子を観察している尋。からだ(小)の特徴である指さし確認+しょっぱい卵焼きで、からだ(大)認知率は50%超え?

あさっての方向。4−13あさっての方向。4−14
翌日の尋は調子良さそうと言われているので、ほとんどからだ(大)認知率は80%以上かも知れません。椒子さんからの電話にも快く出ますww。祭りの日の待ち合わせの約束。

自分の浴衣をからだ(大)に着せさせる。その浴衣は引っ越し以来、着る機会がなくてしまったままになっていた浴衣なので、ちょうど良いと言う椒子さん。ここで椒子さん名言。

「あなたたちと同じでしょ。誰かに言われないと、ずっと会わないままになっちゃうから」

椒子さん(小)になってから、だんだんと優しくなっていく椒子さん。確かに椒子さんが取り持ってあげないと、尋とはずっと別々になる可能性大です。からだ(小)をうらやんでいた椒子さんが、その役割をかって出たのは、本当に進歩です。なんか椒子さん株急上昇ですよww。

あさっての方向。4−15あさっての方向。4−16
夏祭りの屋台の前を歩く3人。椒子さんとからだ(大)の一歩前をゆく尋。まだ観察モード。

去年、花火を見て、たこ焼きを食べたと言うからだ(大)。てっきり3人でたこ焼きを食べるのかと思いきや、からだ(大)は「たこ焼き1人前」と。椒子さんからだ(大)をパシリに使っているよ。(゚Д゚)ポカーン

しかし、そこは大人な椒子さん。自分がたこ焼きを食べたいという名目で、からだ(大)にパシリに行かせている間に、尋と話をつけていたんですね。それで、椒子さんがたこ焼きを食べている間に、尋とからだ(大)を二人にして、思い出の場所へ向かわせる算段。やるなー、椒子さん。

あさっての方向。4−17あさっての方向。4−18
その道中、ぶつかりながら歩くからだ(大)。謝っている様子を見て、からだ(小)のたこ焼きを持ちながら、前を見ないで歩いている姿を思い浮かべます。またまた、からだ(大)認知率アップ。

あさっての方向。4−19あさっての方向。4−20
からだ(小)を肩車して花火を見た思い出の場所に連れてきて、「知ってますか? …ここ…知ってますか?」と問う尋。なるほど、からだ(小)しか知らない情報を聞いて、からだ(大)が本物だと確かめるわけですね。

と、思ったら、「ここで、妹と一緒に花火を見たんです。うちの妹は小柄で見えなかったから、肩車をしたんです」とネタバレしちゃったよww。

というより、この時点では、もうからだ(大)認知率は100%だったんでしょうね。もう確かめる必要もないという事を暗に示した発言に感動した。。・゚・(ノ∀`)・゚・。

確信したので、「なぜ願い石に願ったんですか?なぜ大人になりたいなんて、願ったんですか?」と原因を問います。

「私、負担になっているから。ヒロ兄の負担になっているから。ずっとずっとそうだったから。こんなに大きくなっても、ヒロ兄に迷惑ばかりかけて…ごめんなさい…ごめんなさい」と涙ながらに謝るからだ(大)と、バックに上がる花火と本当美しい演出だ。(;∀;) カンドーシタ

それに対して、尋が一言「…からださん…」で、全てが伝わった、この兄弟愛にも感動。

あさっての方向。4−21あさっての方向。4−22
無事に解決したようで、椒子さんの前に尋とからだ(大)が現れたときには、二人とも笑顔でした。

そして、「一緒にたこ焼き食べませんか?」の誘いに「ごめんなさい。たこ焼きは嫌いなの」と自分はお役ご免とばかり、椒子さんらしい憎いセリフ。

二人で水入らずって事でしょうね。さっき、たこ焼き食べてたじゃんww。

あさっての方向。4−23あさっての方向。4−24
去っていく椒子さんをからだ(大)は「一緒に帰りましょ。一緒に家に帰りましょ。椒子さん」と、椒子さんと離れたくないからだ(大)の思いが伝わってきます。

そして、尋も同意見の「あきらめて、野上さん。うちの妹、言い出したら聞かないから」に、愛を感じましたよ。

次回は帰る家はどこになるのか新展開の模様。ほんと毎週楽しみな作品です。